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理想と偽装の向こう側

第4章 同棲スタート

眉間にシワを寄せてたら、美人が台無しだよ~。



スタイルも良いのに、サバサバし過ぎなんだよね。
そこも好きだから、高校から親友として続いてるのが有難い。



そんな黎子の説教が続く。



「あんた本当に婚期逃すよ。いいの!」



「えっ!どこからまたそんな根拠が…。」



「根拠もクソもないでしょ!只でさえ嘉之に振り回されて六年間、女の勝負時期棒に振ってんのよ。更に元カノに未練ある男と一緒に住んで、傷の舐め合いっていつまでもやる気なの?落ち着いた頃には、アラフォーになるよ。」



「ちょいと、人の人生を勝手に…!」



決めつけないで!と発する前に



「嘉之の事、みんなが納得出来る事言えるなら、言い訳も聞いたげるわよ!」



黎子殿の一刀両断をくらった。
完敗だ…。



「…何も言えません…。」



ふふん!と勝ち誇る黎子嬢。


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