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理想と偽装の向こう側

第4章 同棲スタート

「うんまいっ!!!」



予想以上に美味しくて、興奮気味に言葉がついた。 


そんな私に小田切さんは満足気に頷いて、



「だろ~。小田切スペシャル、イケるだろ!」



「うん!うん!」



本当に美味しいぃ~!
きっと猫まっしぐらな勢いで食べてる私に、小田切さんが一言。



「元彼のどこに惚れたの?」



「んぐ!ぶっふぅ!」



唐突過ぎる質問に口の中のカレーを吹き出しそうになり、堪える。



「このタイミングで聞きますか!」



「ま~ね~。」



グラスにビールを注ぎながら、しれっと答える。


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