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理想と偽装の向こう側

第4章 同棲スタート

まだまだ、知らないことは沢山だけど、小田切さんの行動には何か意味があるのは感じられてた。



でも…嘉之に惚れた理由か…。



「…情けないけど…一目惚れでした…。」



「へぇ!香織んを一発で落とすなんて、そんなにカッコいいの?」



「カッコいいかは、人の好みなんで、分からないけど、独特の雰囲気はあったかも。好きな人は好きかな…。小田切さんの方が万人モテすると思いますけど。」



「俺、モテないよ~。でもさ、6年の思いや悩んだ事、友達が兄嫁になってショックだった事、彼に話せてないだろ。いいの?」



モテ話はサラッとスルーして、本題を突いてくる。



居酒屋でボヤいた話をちゃんと覚えてるし。

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