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理想と偽装の向こう側

第4章 同棲スタート

私が、何か言いた気なのを察したか、



「そう~正解!」



「はっ!エスパーですか!勝手に人の心読まないで下さいよ!」



思わず胸元を隠すようなポーズをとると



「ははは~!そんな力無いよ。」



「でも…有り難うございます…。私、カッコ付けてただけですよね…。十分カッコ悪いのに…。」



「カッコ悪くなれるくらい好きになれるなんてカッコいいじゃない。」



「…小田切さん…それ…難しくて分からない。でも私、見てくれだけですよね…。」



「う~ん…もうちょっと素直になればいいかも?そいつの為に凄い頑張った思いは、凄い伝わるし、分かるよ…。」



「ふっ…素直に…嬉しいです…。」



鼻が詰まってしまって折角の小田切スペシャルカレーの味が薄れてしまいそう…。

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