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理想と偽装の向こう側

第4章 同棲スタート

「相手の気持ちを憶測しても…分からないからね。疲れちゃうよ…。」



「確かにそうですね…。小田切さんは、憶測しなかったんですか?私、毎日憶測しちゃいました。」



「…う~ん。無いって言ったら嘘だけど、全く分からない訳じゃなかったしね。」



「お互い伝えられてました?」



「多くは語らなかったかな…最後は置き手紙に書いてあったし。」



「置き手紙…?」



「そっ…香織ん、ワインあるけど飲む?いいワインだから、めちゃ美味いと思うよ!」



「このタイミングで、ワインですか!」



また、はぐらかしたな!小田切めっ!!

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