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理想と偽装の向こう側

第5章 トラウマ

「やってもらう居心地さ覚えて、甘えてしまいそうで…。」



「いいよ…甘えてよ。俺も甘えるし。」



はい!?



「甘えるし…ですか。」



それが、傷の舐め合いプロジェクトなのかもしれないけど、簡単にそんなことサラリと言って…けど、嫌みな感じはないんだよね。



「小田切マジック反則です。」



「なにそれ~?」



「一人言ですよ…。」



ボヤきながら、コーヒーを一口啜った。

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