テキストサイズ

理想と偽装の向こう側

第15章 発動

ドキッ!!



核心に触れてきた。



「か…隠してないよ!」



「本当に?」



今度は向き合うように、身体を小田切さんの方に向かせ、私の顔を両手で挟んで至近距離で顔を近づけ、再度問いかける。



「本当…?」



「ほ… 本当だよ…。」



嘘つく罪悪感に身が縮み瞬間、お腹に激痛が走った。



「痛っ!」



「香織ん!?」



「痛いっ!」



何だろう…言葉にならないくらいの激痛が胃に襲ってきた。



「香織!?」
「あぁぁっ!!」



ストーリーメニュー

TOPTOPへ