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理想と偽装の向こう側

第19章 罪悪感?

「色々、心配かけてごめんなさい。」



「本当に!痛がってるのに病院行かない言うし。何でだろうって悩んだよ。内心は、無理矢理連れて行こうかなって、思ってたんだよね。」



そこまで…。



「すみません…でした。」



萎縮してると



「でも…今日理由は、分かったよ。万が一と思って怖かったんだよね。」



「うん…小田切さんに知られたくなくて…。」



正直に言うと、小田切さんは驚いて



「えっ!俺に知られたくなかったの?」



「えぇっ!何だと思ったの?」



「妊娠してたら嘉之に縛られると思ってたのかと…。」



キョトンとしてる。
やっぱりこの人、基本的には天然なんだな。



「妊娠してたら、一人で産み育てるつもりで。」



「そうなの!?俺に相談してくれればいいのに!」



たく…この人は…。



笑みを浮かべながら



「それは出来ないから…小田切さんと居られなくなるのが、一番怖かったんだよ。」



「あ…嘘…。それで、あんなに…。」



本気で、驚いてるな…。

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