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理想と偽装の向こう側

第21章 逆転

ミーティングルームを出て、休憩室に行きがてらメールを打つ。



本当は電話したいけど、仕事の邪魔になるかもだし、社内じゃ話せないし。



『お疲れ様です!小田切さん凄いよ~!イタリア企画が無くなったよ~o(^o^)o』



すると早速



『マジ!凄いじゃん!d(ゝ∀・*)』



ふふふ~!
こないだの夜は謎だったけど、あれから私は結構小田切さんに、ベタベタする事にしていた。



小田切さんも優しく受け入れてくれる…けど、告白のタイミングは逃していた。



よし!今週こそ告白だ!



どっか予約しちゃおうかな…。



『今度の金曜日は、外食どうかな?私予約するから。』



すると…早っ!



『いいよ~!俺が予約するよ!』



いやいや…お祝いと告白を兼ねてだから、ここは私が!



『気になるところあるから、私しとくね!Σd(゚∀゚d)』



『了解~宜しく(^o^ゞ』



ふふふっ!



人生捨てたもんじゃ~ないね!



と、私は有頂天になってしまっていた…。


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