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お願いだから、俺をみて

第4章 本当の気持ち

俺は全部話した。

風呂でヤったこと、体を洗ってベッドまで連れてきたこと…

真太「ごめん、ありがとね。」

颯太「別にいいよ。勝手にやったことだから。」

真太は無邪気な笑顔を俺に向けた。

そんなふいなことで俺はドキッとしてしまった。

いくらこいつがかわいくても戸籍上は兄弟なんだもんな…

真太に出会えたことは嬉しいことだ。

でも間柄が兄弟なのだからこの運命を恨むべきなんだろうか…

颯太「!」

俺の頬に弱弱しい手が当てられていた。

真太「大丈夫?」

颯太「え?」

真太「颯太、なんだか辛そうな顔してたから。何か考え事?」

いつもはそんなことしないくせにこういう時だけするなよ…

俺はこいつのそういうところに弱いのかもしれない。

なんか気持ちが振り回されてる気がする。

颯太「ううん、大丈夫だ。気にしなくていい。」

そう言って真太の頭を撫でた。

本当に心配したらしく、ホッとしたように笑ってみせた。

なんかこいつが年下に見える。

表情豊かで無邪気に笑うこいつが愛おしくてたまらない。

俺はこういうことを家族に望んでいたのかもしれない。

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