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お願いだから、俺をみて

第6章 告白

あー、イライラする。

俺は今、世界史の授業中だ。

授業がとてつもなくつまらないから、グラウンドを眺めてた。

そこには体育の授業を受けている生徒たち。

体操着のししゅうが緑だから2年生だ。

サッカーをしているようだった。

ふと視線をグラウンドの脇にむけると真太がいた。

周りには友達だろう人が2、3人いる。

他の奴からすれば友達同士で遊んでるようにしか見えないだろう。

でも、俺は違う。

正直言ってあんまり真太に触らないでほしい。

ていうか、触るな!

まあ、こういうことが目の前の光景にあるわけで俺はイラついてる。

これって何ていうんだろうな…

わかりきってはいるんだけど認めたくない自分もいて。

それでもこの気持ちの正体はあれだな…

うん、あれだ。

《独占欲》ってやつに違いない。

俺、いつからあいつに左右されるようになった?

いつかはどうでもいい。

俺は誰かに左右されること自体が問題。

今までそんなことなかった。

あるはずもなかった。

なぜなら、俺は他人に興味を示さず、それでいて誰とも関わってこなかったのだから。

初めてだからこそ思考をめぐらす。

でも、わからない。

どうすればいい?

この気持ちを真太に伝えたら俺を受け入れる?

それとも俺を拒絶する?

それは何が何でも避けたい。

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