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お願いだから、俺をみて

第6章 告白

_______...

キーンコーンカーンコーン~

その音が聞こえておれはハッとした。

1時間ずっと外を眺めて考えていたらしい。

これ結構重症だな…

授業が終わったって言ってもまだHRが残っている。

俺は携帯を取り出し、メールを送った。

To:真太
From:颯太
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HRが終わったら教室で待ってて。

一緒に帰るから。

あと家で話すことあるから。

絶対待ってろよ。



颯太「早く終わんねーかな」

小声でつぶやいた。

すると、すぐにさっきの返信が返ってきた。

To:颯太
From:真太
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うん、わかった。

僕のクラスわかるよね?

じゃあ、待ってる。

こっちはもう終わるから。



やばいわ…

ただ義理の兄貴と帰るだけじゃんか。

なのになんで緊張すんの…?

先生「じゃ、これで終わります。さようなら~」

こっちも終わったようだ。

俺は誰よりも先に教室をでて2年生の校舎に向かった。

無意識のうちに少し小走りになってた。

教室を覗いてみるとほとんど誰もいなかった。

ほとんどというか、
もう真太以外に人がいない状態だった。

颯太「おまたせ。」

真太「あ、全然待ってないよ。僕もさっき終わったところだから。」

颯太「じゃあ、行くか。」

真太「うん!」

そういえば真太と帰るのは初めてかもしれない。

それでかわからないけど、真太が嬉しそうに駆け寄ってきた。

うれしい、正直に。

でも、俺が家でいろいろ話をしたらそんな笑顔も見れなくなるかもしれないな。

真太「どうしたの?」

颯太「うわっ!あぁ、何もない。」

真太「そっか。でも、考え事はよくないよ?」

颯太「そうだな。」

しばらくの沈黙。

すごく気まずい。

でも、俺は覚悟を決めなくちゃいけなかった。

真太に何を言われてどんな風に思われてもいつも通りに過ごすって決めたんだ。

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