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シトイウカ

第1章 いち。

「かたすみのからすみ」
ふと目が覚めて
携帯電話のサインに
心踊らせて
あなたへの返信を考えているけど

雲が流れているよ
月影が揺れているよ

ぶらり外へ出てみたら
数年ぶりのコンバース
ブロックな床に弾むよ

あなたの作った朝食に
あなたの淹れた珈琲に
心踊らせて
美味しいと応えたいけど

風が吹いているよ
波が寄せているよ

あなたを想っているよ
今宵も、夢で会えたら

おわり

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