
【BL】淫魔と巨大触手
第1章 一途な自分
時計を見ながらそう言う和也。
「そうだな…そろそろ帰るか…」
図書委員が終わったら、俺たちはいつも一緒に帰っている。
家も、途中の駅まで一緒だし…
まぁ、結構離れてるけど、駅二つ分くらいで…
サッと、荷物をまとめる。
「鍵俺がもどしてくるから、先行ってて」
「あーい」
図書室の鍵を閉め、和也は職員室へと向かった。
…優しすぎだろ
こんな奴ほっといたら、彼女とかすぐにできちまう。
「先いっとけ…か」
別について行ってもいいのに…
そんなことをおもいながらも、ダラダラと歩いていく。
