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【BL】淫魔と巨大触手

第1章 一途な自分


俺と和也はすごく密着していた。


…ヤバい…和也がこんなに近くにいる。




「わり―…なんかすごく近いけど…」


「お、俺は全然大丈夫…」



向かい合った形で動けない。


俺はその状況に耐えかねて、下を向く。




けど…



「はぁ…もうちょっと学校にいたらよかったな…」


俺の気も知らないで、耳元で喋る和也。




駄目だ、ダメ…


最近俺は、和也のことを意識しすぎてる。



もっと落ち着かなきゃ…






と、その時…






グラッ




電車が大きく揺れた。




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