
~多重人格パートタイムラヴァー・ガール~
第118章 美香のPartTimeLove⑯
「これ以上名前を増やしたくない、か。なんだか、他にも名前がたくさんあるみたいな言い方だったよ」
そう言ったのはイッキ君だった。
アタシはこれから撮影をするということで、イッキ君に連れられて別の部屋に移動中だった。
「名前は一つでいいってこと。それだけだよ。深い意味はないの。それより、撮影って服を脱いだりするの?」
アタシは撮影の部屋に入ってイッキ君にきいた。
部屋はフローリングの床に真っ白な壁。そこに真っ赤なソファーと、赤い縁の大きなスタンドミラーと、背の高い観葉植物があった。そしてベランダに通じてるのか大きな窓には淡いピンクのカーテンがかかっている。
ソファーの方を向いて大きな黒い傘がかかった照明のような機材が立てられていた。
「ホームページに使う写真の撮影だから、全部脱ぐとかはないけど下着の撮影までだと思うよ。店長のケンさんが撮ってくれると思う」
イッキ君がアタシの顔を見ずに言った。
「それを脱ぐって言うのじゃないかしら?アナタはそれをここで見学するつもり?」
アタシは赤いソファーに腰掛けながら言った。
「いや、ボクはすぐに出て行くよ。ケンさんが来るまでここにいるだけやから気にしないでいいよ」
「そうよね。イッキ君って服を着てるアタシだってちゃんと見れないみたいなのに脱いでるのなんて、もっと見れそうにないもの」
アタシはいたずらっぽく言った。
イッキ君の顔がみるみる赤くなっていくのがわかった。
「それは、女の子をジロジロ見るのは失礼だと思ってだな…」
最後はモゾモゾとイッキ君が言った。
「いいのアタシは平気だから。アタシ人からチラチラ、コソコソ見られるのには慣れてるの。なんだか変わった人を見るみたいにね。あ。でも、ボビーさん?さっき会った時、顔も動かさず目だけで、一瞬に頭の先から脚の先までピュって見た。あぁいうのははじめてだった。」
アタシは大きなスタンドミラーの前に立ち、自分の姿を頭の先から脚の先まで見ながら言った。
そう言ったのはイッキ君だった。
アタシはこれから撮影をするということで、イッキ君に連れられて別の部屋に移動中だった。
「名前は一つでいいってこと。それだけだよ。深い意味はないの。それより、撮影って服を脱いだりするの?」
アタシは撮影の部屋に入ってイッキ君にきいた。
部屋はフローリングの床に真っ白な壁。そこに真っ赤なソファーと、赤い縁の大きなスタンドミラーと、背の高い観葉植物があった。そしてベランダに通じてるのか大きな窓には淡いピンクのカーテンがかかっている。
ソファーの方を向いて大きな黒い傘がかかった照明のような機材が立てられていた。
「ホームページに使う写真の撮影だから、全部脱ぐとかはないけど下着の撮影までだと思うよ。店長のケンさんが撮ってくれると思う」
イッキ君がアタシの顔を見ずに言った。
「それを脱ぐって言うのじゃないかしら?アナタはそれをここで見学するつもり?」
アタシは赤いソファーに腰掛けながら言った。
「いや、ボクはすぐに出て行くよ。ケンさんが来るまでここにいるだけやから気にしないでいいよ」
「そうよね。イッキ君って服を着てるアタシだってちゃんと見れないみたいなのに脱いでるのなんて、もっと見れそうにないもの」
アタシはいたずらっぽく言った。
イッキ君の顔がみるみる赤くなっていくのがわかった。
「それは、女の子をジロジロ見るのは失礼だと思ってだな…」
最後はモゾモゾとイッキ君が言った。
「いいのアタシは平気だから。アタシ人からチラチラ、コソコソ見られるのには慣れてるの。なんだか変わった人を見るみたいにね。あ。でも、ボビーさん?さっき会った時、顔も動かさず目だけで、一瞬に頭の先から脚の先までピュって見た。あぁいうのははじめてだった。」
アタシは大きなスタンドミラーの前に立ち、自分の姿を頭の先から脚の先まで見ながら言った。
