可愛い君
第13章 旅行先で…
「ごめんなさい。
……堺さんの気持ちには応えれません…。」
「……だよな…。」
堺さんはそっと私から離れた。
「私…そろそろお部屋に戻りますね…。 」
私は踵を反し中庭を後にした…。
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律彦side
「…応えられない…っか…。」
わかってる。
女々しい事なんか。
最初は物にしたいと上からで無理矢理
な事もした。
…でも
毎日彼女の顔を見てたら
汚い醜い気持ちも浄化されて
久しぶりに彼女と向き合えた。
結果は駄目だったけど、
彼女の為に何かしたい。
俺はいつも君の側にいるからー