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そんな想い

第1章 俺の気持ち

そのまま黙々と作業。

ふと気づいた時には、深夜3時過ぎだった。

ネクタイを緩めた松岡さん。

「この案件取れたら、お前らにもプラスがあるからな」

そんなことを言ってくれるあなたの横顔は、とても優しい。

俺の方は、あとアンケート結果をまとめて考察入れるだけ。

勝ったも同然。

始発で帰れる感じだ。

目鼻がついたので余裕もできた。

松岡さんをぼんやり見ている。

俺の視線に気づいたのか、ちょっとこわばった顔をしている。

間が持たないんだろう。

「これ上手く行ったら、おごるよ」ですと。

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