ANOTHER
第5章 FIVE
渋「、、、あの、、、傷はっ、、」
杜「、、、、、、、」
渋「杜さん!!、、、あの人に、傷つけられたんですか??、、、あの時間まで何をしてたんですか」
杜「い、言わないといけませんか??」
渋「、、あの時の様子、今でもハッキリ覚えてる。
杜さん、、尋常じゃなかった。
幼馴染なんでしょ。なのに、なんで、、、」
杜「。、、あれは、、、僕があいつから逃げた報いです。」
渋「な、、、報いって、、、」
杜「、、、あいつは、僕に固執しています。、、」
渋「な、、なんて??、、」
杜「あいつは、僕のことを、自分のもんだと思ってる。
そういうことです。」
渋「そ、それは、、恋人として??ってこと???」
杜「いえ、もうそれを通り越して、所有物と思ってます。
本人は、愛だといいますが、」
渋「そ、、、それで、、、杜さんは??」
杜「えぇ、、初めは、悪い気はしなかった。
あいつ、学生の頃から学業はバツグンだし、顔も運動神経もいい。学校の人気者だったんです。
そんなやつが、僕を最優先にし、なにかと世話をやくんです。」
渋「、、、、、」