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ANOTHER

第5章 FIVE




杜「、、、す、、すべて、、って、、、言いました、、よね、、」


渋「な、、、、あ、、、」


俺は、手をその跡を辿るように
肌に滑らせていっていた。
、と、すぐに、その手は、杜さんに掴まれ阻まれてしまったが、


杜「そ、、そういうことで、、、」


杜さんは、俺の手から離れ、胸元を直し、感情のない目をよこした。


渋「もり、、さん!、
杜さん、、」


杜「これ以上、説明の仕様が、ありません。
渋谷さん、こんなことは忘れてください。」


渋「い、イヤや。

このままで言い訳ないやん。

そんなん、不幸しか、、、」


いつの間にか、俺は泣いていた。

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