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第1章 green&blue

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「章大…ごめんっ」



「忠義から待っといて言うたのに。」



「俺な章大のこと、めっちゃすきやで…」




小さい章大を俺は力強く抱きしめた。



「忠義が帰って来んかったら、これ渡すつもりやったのに」




そう言い、手にちらつかせたのは合い鍵。
章大は目に涙を浮かべながら笑った。



「俺アホやなぁ…
章大、キスしていい?」



「……忠義なんか嫌いや。」


章大は静かに涙を零した。
自分の愚かさに初めて気づいた。


素直に迷わず愛していたら、
章大を傷つけずにすんだのに。



頬に伝う涙を手で拭い、唇にキスをした。



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