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私たちのエッチな体験談。短編集。

第2章 二人目。

ーードン!
『うわっ!』
『キャッ!』

春樹くんとぶつかってしまった。

その拍子にバックから包装されたチョコが飛び出した。

(えっ。最悪…。)

そのチョコを春樹くんは取ってくれた。

『ごめんな。痛くなかったか?』

チョコを私に差し出しながら心配してくれた。

(ど、、どうしよう、、チョコ…。)

『だ、大丈夫。』

春樹くんの目が見れずに下を向いた。

『誰かにチョコ渡すの?』

いつも聞く元気な声とは違う、切なそうな声で聞いてきた。

だから言えたのかも…。

『春樹…くんに…渡そうと思ってたの…。』

って。

『まっ、マジ?俺に?いいの?』

嬉しそうな声に変わった。

私が頷くと

『ちょっと待ってて。』

と言うと春樹くんは走ってどっかいってしまった。

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