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私たちのエッチな体験談。短編集。

第3章 三人目

『若頭、今からどこ行きますか?』

『あんた、行きてぇとこは?』

若頭と呼ばれた男は私に聞いてきた。

『どこでもいいです…。』

ーー怖い。

どうしたらいいのよ…。

『じゃあ…ラブホ。』

『えっ!えぇ?
ちょっちょっ…
ちょっと待って下さい!』

『あんた、どこでもいんだろ?』

ーー眉間にしわ寄せないで。

『いや、でも、、、』

『ははは。冗談だよ。
やっぱ、おまえ、かわいいわ。』

頭を撫でられたあと肩を寄せられた。

笑った顔はさっきまで恐い顔をしてた人と思えない位に可愛くてドクンと胸がはねた。

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