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私たちのエッチな体験談。短編集。

第4章 四人目

『今日からさくら署の女刑事来るらしいよ。』

『かなりの美人って噂だよな。』

『マジ。楽しみだなー。』

ーーカツカツカツ。

『美人!美人!ってなんなのよ!
美人ならここにいるじゃない!』


『岸谷!』

『はぁ?何ぃ?』

太田川は、岸谷を呼び止めた。

『先輩にタメ口はないだろ!

タメ口は。

知ってるだろ?

さくら署から来た…』

『へぇー。

あんたが?』

岸谷は、江川の下から上までを見ていた。


『ん…。

確かに…。

美人…。』


『ん!?

岸谷。

なんか言ったか?』


『何も言ってない。

で?何?』


『この人を…


何て言ったっけ?

あの…変人の!

帝都大の…。』

『湯川先生?』

『そうそう。

次から江川刑事がオカルト担当だから…。』


『オカルトって…。


って…。


私はどうなるのよ?』

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