本気の告白を君へ~出逢えた奇跡~
第6章 思い出
『あきくんあきくん!!』
『見てこれ~っ』
あたしは男の子の元へ走った
『どうしたの雪ちゃんっ』
『あのねーっ』
ドタッ
あたしはつまずいて
転んでしまった
『ふぇぇっ… 痛いよぉ…っ』
『ゆ、雪ちゃん!? 大丈夫…っ!?』
男の子が心配そうに走ってくる
『僕っ、先生呼んでくる!』
そう言って男の子は走って行った
『雪ちゃんっ』
男の子が帰ってきた
『先生、呼んできた』
『雪ちゃん、大丈夫っ!?
早く消毒しようねっ』
手当てが終わると
『雪ちゃん…痛い…?』
『うぅんっ!!
もう痛くないっ』
あたしがそう言うと
『本当っ!?
良かったぁっ』
と満面の笑みで言う