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無題

第3章 仲間だったみんなへ…

沙羅へ…


あたしね、沙羅のこと大好きだったよ。

嫌うなんて、有り得ないよ。

沙羅は見た目と違って考え方は大人で、あたしのお姉ちゃんみたいで、いつも、頼ってばっかでごめんね?


あたしね、凌のこと本当に好きだったよ。
愛してる。

だけど、あの時はまだ…沙羅も、凌から気持ち完全に離れてないって思ってたから、沙羅に相談するの無神経なんだろうって、勝手に考えてひとり歩きしてた。

ごめんね?

それから、だよね

話さなくなっちゃったの。


本当は、もっと話したかったよ。

誰と話したいなんてあたしには選べなかった

ごめんね?

沙羅、生まれてきてくれて、ありがとう。

あたしが感謝するのもおかしい話だけど、本当に思ってる。

沙羅は、あたしのこと…嫌いかもしれないけど

あたしは、まだこれからも、ずっと大好きだと思う.

ごめんね?

ねちねちしてて…

怒らせてごめん…

どうしてかって理解…まだ、できてないけれど出来てなくて、申し訳ないって思うけど

沙羅は…あたしのいない仲間を望みますか…?

沙羅に嫌いな人を作らせてごめんね

それが、仲間の大事な…凌の、最後の彼女でごめんね。

凌のこと、あたしが殺しちゃった…

仲間の大切な凌と綾と陵を殺してしまってごめんなさい…。

出逢わなきゃ良かったね。あたしが凌のこと、好きにならなきゃ良かったね。

いまさら後悔しても、遅いけど関わってしまってごめんなさい。


でも、沙羅と色んな話できて良かった
楽しかったし、笑顔になれた。

幸せな時間をありがとう。


沙羅が今よりももっとずっと、幸せになれますように。

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