はぴねすっ!!!?
第26章 助っ人は頼れるリーダー
「.....ほら、いくぞ。」
そういって今度は私の右手に指を絡ませる。
「ちちちちょっと!こ、これは世に言う.....」
さっきまでの首根っこを引っ張るのとは違う。
顔が.....熱い。
「.....恋人つなぎ、だけど?」
ボンッ
沸騰による顔面小規模爆発。
な、何いっいゃってんの!そんなさらっと!!
真っ赤だよ!真っ赤っかだよ!
「な、なんで.....」
「お前、迷子になりやすそうだし.....
こっちのほうが彼氏持ちに見えて、さっきほどは変なやつらに絡まれないだろ?」
もしかして、心配、してくれてるの?
右手には私の荷物。左手は私と恋人つなぎ。
私を引っ張る晶の手を
ありがとう、と呟きながら
そっと握り返した。