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玩具箱*R

第7章 こどくとしょうねん*

「名前はなんていうの?」

にこにこと優しくほほ笑みながら男の子に問いかける

「李音…、おにっ…おにいさんは・・?」

「俺は永遠(とわ)だよ、俺も元々ここにいたんだよ」

「…く………いっ…。」

本当に小さな声で男の子が何かをつぶやく

「え…?何か言った…?」

「ぼくっ、おにいさんのへいきたいっ…!」

シスターは男の子の言動に驚いた

「り、李音…それは少し急すぎないかしら…永久君にもいろいろ――」

「…くるかい?」

青年はそういうと首を傾げて男の子を見つめた

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