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お兄ちゃんはいちご味

第11章 本心




ゆ…め…?



目を覚ますとそこは和室の縁側だった。



あの時の…

すももの木の下で、あたしが泣いた日の夢だった。



麻くんはあたしに言ったんだ、結婚しようって



そのあと…お兄ちゃんは


お兄ちゃんは、なんて言ったんだろう…






「かーの」



パサッ



聞き慣れた声がぼんやりした頭に響いた。

突然頭にタオルケットを被せられ、視界が真っ白になる



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