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お兄ちゃんはいちご味

第7章 気持ちいいっていってよ




変わらないお兄ちゃんの優しさに、胸がきゅんとなる



パサッ…


「ちょっ、果乃…!?」


あたしは自分の制服のシャツを脱ぎ、
血で汚れたお兄ちゃんの首筋を拭いた



「何してんだよっ…汚れるから…」

お兄ちゃんはブラだけになったあたしの姿に多少なりとも動揺しているみたいだった



「だって、あたしが汚したから…」



あたしなりの反省のつもりだった。


汚い独占欲ばかりのあたしに、ただ純粋に優しさをくれるお兄ちゃんが眩しくて…

独りよがりな自分が恥ずかしかった




ごめんね、お兄ちゃん


でもあたし

お兄ちゃんが好きだよ―――




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