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美味しいケーキの果物たち

第2章 珈琲の香りに誘われて

ガリガリガリ…
 豆が砕かれていく音。


そして、いい香りがしてくる。


(なつかしい…)
 佳輝は片膝をついて、男性の動きをボーっと見ていた。




お湯が沸いた音がしている。


男性が、棚の上から、白いドリーパーをだす。
 すでにフィルターがセットされていた。

沸いたお湯を火から話して、コルクの鍋敷きに置く。

ドリーパーにお湯をかけて、サーバーを暖める。
その時カップにもお湯を入れる。

サーバーに落ちたお湯を先の長いケトルに入れる。

 ミルで挽いた、粉をフィルター入れる。

ケトルでお湯をゆっくり回しいれる。


(うーん…いい香り…)
 佳輝はうっとりしている。




そして、



「お待たせしました」
 目の前に白いカップが運ばれてきた。


「あっ…ありがとうございます…」
 自分が、うっとりしていた事に気がつき、下を向いて、返事する佳輝。

(綺麗な白いカップ…)
 持ちてをソッと持って、口に運ぶ佳輝。

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