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妖怪に恋をした

第2章 *出会い*

「裕也、そろそろ別れよっか。」

「は?何で?」

「疲れちゃった、ごめんネ。今まで楽しかったよ。」

「え、ちょ…梓!?」

「バイバイ、また学校でね♪」

サイアクだ。

ほんっとにサイアク。

まさか…こんなにはやくフラれるなんて。

梓と俺・高本裕也が付き合い始めたのはつい二週間前。

「男泣かせの梓」と悪名高かった梓と初めて会ったのは同級生との飲み会。

まさか、まさかあんな美人だと思わなくて…

思い切って告白したらあっさりオーケーもらえて浮かれてたら…

やられた。

男泣かせ、とはこういうことか…。

「崇ぃぃぃ!フラれた!」

『あぁそうか、残念だったな。』

とにかく最近ツイてない。

当てつけ交じりに親友…?の、篠原崇に電話をかけた。

あぁ、そっけない…

「最近ツイてねーよっ!テストも落とすし単位もあぶねぇし…」

『神頼みでもしたらどうだ?御狐神社なんかおすすめだが。』

「はぁ…?御狐、って…」

御狐神社、ここらじゃ知らない人はいない有名スポット。

というか、知られてはいるけど誰もいかないスポット。

『以外にご利益があるらしい。行ってみるといい。』

崇はそういって一方的に電話を切ってしまった。

薄情者め!

携帯に悪態を吐いてから神社に向かう。

本当にわらにもすがる思いだ。

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