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妖怪に恋をした

第2章 *出会い*

(新しい彼女ができますように…テストの点が上がりますように…単位がもらえますように…)

御賽銭箱にふんぱつして500円硬貨を投げ、とにかく祈った。

そりゃあ熱心に祈った。

雑念を追い払って黙々と祈り続けること…5分くらい。

「さて、行くか…」

そろそろ帰るか、そう思った矢先。

何か、ものすげぇ視線を感じる。

「…?」

「!!!」

視線を感じるご神木の方に視線をやると、居た。

俺と目が合うと分かり易くビクッ、と肩を揺らして顔を隠した。

「…何、」

不思議に思って声をかけると、そいつは顔を上げてまたこっちを見てきた。

…男、だよな?

薄い紺色の男物の浴衣を着てる、ちっさい男の子。

腕とかほっせぇし…

と、それより気になるのが髪の色。

銀髪…?白髪、っていうより少し艶があって光を若干反射してる。

初めて見た、マジの銀髪。

それから目、くりくりした大きな目で、ビー玉みたいな綺麗な青色、碧眼。

「あんた、誰?」

やっぱり男だ、声が男。

ちょっと見た目より低めの声。っていっても高いことに変わりはないけど…。

…ん?

…んん?

今気が付いたけど、おかしい。


耳が…え、狐耳?

頭のてっぺん左右に三角形のとがった耳がある。

しかも、なんかふわふわ揺れてる尻尾があるし…

こ、コスプレ…?


「誰?」

そいつはしつこく聞いてくる。

何かすごく睨んでくるし…

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