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妖怪に恋をした

第3章 *始まり*

それから俺は毎日と言っていいほど神社に通うようになった。

勿論來羅に会うために。

会いに行くと、初めの方こそ警戒していたものの、最近じゃすげぇよく笑うようになった。

笑った顔がこれまたかわいい。

で、意外と見た目通りの性格をしてた。

初めて会ったときはずっと警戒してたらしく、始終棘があったけど、本当はすげぇ大人しい。

物腰柔らかっつーか、そんで結構臆病者。

こないだはなめくじにビビってたな…あれは可愛かった。



「おい、高本!」


は、しまった、今は講義中…


「は、はいっ?」


声裏返った…

「お前だけ課題未提出なんだが?」

「え、あ、すみません、今日中に出します!」

あっぶね、また単位落とすところだった…


最近來羅のことばっか考えて何にも手につかねぇ…

ホントに俺どうしたんだ…?


一旦アパートに帰って來羅のところへ行く支度をする。

支度っつっても特に何もねぇけど。

俺のアパートは一人暮らしにしちゃちょっと広い。部屋が一個余ってるくらいだ。

親がここにしろってうるさかったんでな…

よく梓とかも泊めてたなぁ…

こんなこと思ってる自分が情けなくなってきた。


「うお、寒…」

家を出ると、思ったより寒かった。

そろそろ冬本番…來羅寒くねぇかな?

そんなこと考えてると、俺は一つ、名案を思い付いた。

すげぇバカげてる気もするけど…



その日、神社に向かう足取りはいつになく軽かった。

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