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始まりは最悪から・・・

第4章 *最悪・・・が始まり?

* * *


「_んっ。」



まだなんとなく重いまぶたを開けると、すぐ目の前にあったのは見知らぬ男の人の顔だった。



しまも、唇にはなんらかの違和感を感じる。



えっ・・・。何・・・これ。



今の状況を理解した私は、その男を力いっぱい押し退けた。



男の人は地面に倒れ込み、柱にでもぶつけたのであろう頭をかかえる。



「いってぇー。何すんだよ」



男は顔を上げ、震える私を睨み付ける。

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