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始まりは最悪から・・・

第2章 *私の家庭

しわ一つ無い綺麗なブラウスを、透き通るように白い素肌の上から羽織り



チェック柄の赤いリボンを胸元で結んだ。



「これでよしっ」



部屋にある鏡の前でくるりと回り、自分の姿を確認する。



まだ着慣れていない制服を身にまとっている所為か、鏡に映る自分は少しあどけない。



それでも



胸の下まである少し茶色がかったロングの髪の毛を内巻きにして



ナチュナルだけど、苦手なメイクも頑張った。



少しでも大人っぽく見えるように。





念の為、もう一度鏡で自分の姿を確認してから



「大丈夫」



そう呟いて部屋を後にした。

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