小悪魔男子、禁止令!
第3章 隣の家の男の子
「…、はじめまして…ー。」
お父さんが緊張気味に挨拶をしている
…、なんでかって…?
それは、私の顔をちらちらと見ながら挨拶をしていたからだ。
なんかこれじゃぁ、私が問題児みたいじゃん!!
「…あ…、はじめまして!」
ニコっと男の子は微笑んだ。
男の子は見るのも嫌くらいに苦手なんだけと…、この人…………。
かっこいい…………。
少し茶色がかった髪を無造作してて、背も高くて、肌も白い。
目もぱっちりして、鼻が高く、口角もきゅっと上に上がってる。
いわゆる、『王子様』って言葉が合うような男の子だった。
ふいにも、ドキっとしてしまった。