『幼なじみ』
第3章 再会
「ねぇ~悠希~!
喉渇いた~!
ドリンク買いに行こう~!」
美波に誘われ・・・
男友達と別れた
あたし達は・・・
人混みをかき分け・・・
二階の
ダンスフロアへと
階段を駆け上がる・・・。
そして・・・
奥に向かって
突き進み・・・
行列が出来ている
バーカウンターの
最後尾に並ぶ・・・。
すると・・・
ここでも美波は・・・
イケメンチェックを
怠らない・・・。
「うわッ・・・!
あのバーテンダー
超タイプなんですけど!」
バーテンを見つめる
美波の目が
キラキラし始める・・・。
『ふ~確かに・・・
美波のタイプだな・・・
めちゃイケメンだし・・・』
あたしは心の中で
溜め息をつく・・・。
何故溜め息か・・・って?
それは・・・
美波とあたしの
男のタイプが・・・
大体いつも
被ってしまい・・・
そして大概・・・
あたしは美波に
先手を取られ・・・
別の男を探す
羽目になって
しまうのだ・・・。