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『幼なじみ』

第17章  幼なじみ



しかし・・・


悠希と・・・
話したい一心の拓弥は・・・


ブンブンと・・・
思い切り
首を横に振り・・・


何とか・・・
正気を取り戻すと・・・


雰囲気が・・・
百八十度・・・
変わってしまった・・・


モデルのような
いで立ちの悠希を・・・


変質者と
思われない程度に
優しい視線で・・・
観察し続ける・・・。


非常灯の・・・
白い電気に照らされた・・・


腰の辺りまである
サラサラの
ロングヘアーは・・・


スモーキーな
ピンクがかった
グレー色で・・・
艶やかに輝き・・・


クリクリとした
大きな目には
ブルーのアイシャドー・・・


長い睫毛にも
ブルーのマスカラが
綺麗に施され・・・


今流行りの
CHANELであろう・・・


鮮やかな
ショッキングピンクの
口紅が・・・


キラキラと
口元を濡らし・・・


少しだけ日に焼けた
華奢な体に・・・


カラフルな
ハイビスカスが
咲き乱れる・・・


アルバローザの
ブルーの
キャミソールワンピを・・・


可愛げに・・・
まとっている・・・。


そんな悠希が・・・
しなやかに動く度・・・


本物の貝殻で
作られたピアスが
ユラユラ揺れ・・・


diorの色気のある
香りが・・・
仄かに鼻をくすぐり・・・


さっきまでの
複雑だった
自分の気持ちが・・・


アッと言う間に
払拭されてしまった
拓弥は・・・


あまりの
悠希の可愛さに・・・
理性を失い始め・・・


なんと徐々に・・・


悠希を・・・
抱き締めて
しまいたいと・・・


危ない衝動に・・・
かられて行った・・・。

















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