テキストサイズ

『幼なじみ』

第17章  幼なじみ



「あ~俺さ・・・
友達待たせてんだわ・・・。


良かったら後で・・・
VIPルームに来いよ・・・!」


まさか・・・
あの東京連合の
誕生日パーティーが
催される・・・


危険地帯の・・・
VIPルームに・・・


何を血迷ったか
悠希を誘ってしまった
拓弥は・・・


馬鹿過ぎる自分に
ハッと気付き・・・
一瞬動揺するが・・・


『今更・・・
断るのも不自然だし・・・


もし・・・
ヤバくなったら・・・


悠希連れて
逃げれば・・・
大丈夫っしょ・・・?』


と・・・
あっさり開き直ると・・・


ニッコリ笑って
爽やかに
手を振りながら・・・


二人に颯爽と・・・
背を向ける・・・。


ダンスフロアの
人混みを掻き分け・・・


だだっ広い・・・
コンクリートの
階段へ突き進み・・・


「フ~」と・・・
一息つきながら・・・


一先ず・・・


悠希モード全開に
なっている頭を・・・


切り替えようと
思い立った拓弥は・・・


背筋を・・・
グイグイ伸ばし・・・
ストレッチしながら・・・


身体中に・・・
新しい空気を
送り込み・・・


スッキリした表情で・・・


階段を一気に
駆け上がると・・・


春斗が・・・
気持ち良く・・・
DJしているであろう・・・


三階の・・・
ダンスフロアへと
勇んで・・・
向かって行った・・・。
















ストーリーメニュー

TOPTOPへ