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しかし･･･


そんな拓弥を蔑め･･･


未だ･･･
怒りが治まらない様子の
悠希は･･･


拓弥の誠意の籠った
熱い眼差しを
完全に無視し･･･


更に声を張り上げ
罵倒し始める･･･。


「もう･･･
そうやって･･･


自分勝手に･･･
話･･･進めようとするの･･･


いい加減･･･止めてよッ･･･！


今は･･･


拓弥の話なんか･･･
全然･･･
聞きたくないよッ･･･！


どうせ･･･


上手い事･･･言って･･･


散々･･･言い訳並べて･･･


あたしの事･･･
丸め込もうと
してるんでしょッ･･･？！


昔から･･･拓弥･･･
口が達者だから･･･


そうやって･･･


色んな人を･･･
信じ込ませてたかも
しれないけど･･･


今の･･･あたしには･･･


そんな詐欺まがい･･･


絶対･･･
通用しないからッ･･･！


とにかく今は･･･
一番に･･･


美波見つけなきゃ･･･
ダメなのッ･･･！


それくらい･･･
分かってよッ･･･！！



あたし･･･


もう･･･行くからッ････！！」


あれ程･･･


会いたくて･･･
仕方の無かったハズの
悠希に･･･


更に激しい怒号を
浴びせられた拓弥は･･･


完全KO負けとばかりに･･･
その場で固まり･･･


遂に･･･
項垂れてしまった･･･。