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『あー･･･俺って･･･
マジ･･･最低･･･だな･･･


東京連合から･･･
悠希を守ってやる･･･
なんて･･･


正義感･･･
勝手に振りかざして･･･


いきなり･･･
抱きしめたりしてよ･･･


悠希の気持ち･･･


これっぽっちも･･･
考えてねーじゃん･･･


自己満にも･･･
程があんだよッ･･･！』


暫く･･･
沈黙が続く中･･･


余りの自分の失態に･･･


拓弥は思い切り
胸の奥で地団駄を踏む･･･。


しかし･･･


とにかく今は･･･


何より悠希に
謝るのが先決だと
悟ると･･･


必死になって
気持ちを切り替え･･･


漸く･･･
重たい口を開いた･･･。


「あのさ･･･悠希･･･


いきなり･･･
抱きしめたりして･･･


本当に･･･ごめん･･･。


これには･･･色々･･･
深い事情があってさ･･･



頼む･･･。


とにかく･･･今･･･
話だけでも･･･


聞いてくんねーか･･･？」


手短に･･･
反省の弁を述べた
拓弥は･･･


次に･･･


一番肝心な･･･
東京連合に関する話と･･･


抱きしめた行為に
下心は決して無いんだ･･･
と･･･


自分の真意を･･･
悠希に聞いてもらう為･･･


スゥーッと
大きく鼻から息を
吸いこみ･･･


気合いを入れ･･･


自分を
凝視したままの
悠希に対し･･･


いつになく･･･
真剣な眼差しを向けた･･･。