無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

トイレで
化粧直しを済ませ･･･


テキーラで･･･
一気にテンションが
上がったあたしたちは･･･


五階のVIPルームを
目指し･･･


人混みを
掻き分けながら･･･


足早に進んでいく･･･。


『拓弥･･･マジ･･･
めちゃイケメンに
なってたなぁ･･･


どうか普通に
話せますように･･･』


あたしは･･･
治まらない胸の鼓動が
胸騒ぎなのか･･･


それとも･･･


テキーラで
心臓が高ぶっている
だけなのか･･･


全く分からなくなり･･･


それにもう･･･
胸騒ぎだろうが
何だろうが･･･


そんな事は
今更ながら
どうでも良くなって
しまう･･･。


『テキーラの威力･･･
恐るべし･･･だなぁ･･･』


そんな事を･･･
ボーッと考えながら･･･


だだっ広い･･･
階段を掛け上がり･･･


混雑する･･･
通路を突き進み･･･


VIPルームへ続く
扉の前に
到着すると･･･


美波が･･･
息を大きく吸いながら
勢い良く呟いた･･･。