無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

そして･･･


大金を持ち歩く事に･･･
慣れていない拓弥は･･･


ブルーカンパニーの
地下駐車場へ･･･


休むことなく
小走りに向かって行く･･･。


愛車ボルボの裏手に･･･
透かさず回り込み･･･


トランクを
勢いよく開け･･･


下に敷いてある･･･
白いフワフワのシートを
少し剥がし･･･


丁寧に･･･
現金を隠し入れると･･･


辺りをキョロキョロと
見渡しながら･･･


バンッと･･･
トランクを閉め･･･


開かないかどうか
幾度となく確認する･･･。


そして･･･


一先ず･･･
ホッと胸を撫で下ろし･･･


事務所に
素早く連絡を入れ･･･


電話に出た藤野に･･･


タイムカードを
押しといて下さい･･･。
と･･･
お願いした拓弥は･･･


「さぁて･･･
いっちょ張り切って･･･


稼げる可愛い鴨･･･
見付けるかな･･･」
と･･･


一瞬にして･･･


獲物を捕らえる
ハンターの目つきに
豹変すると･･･


職場である
鬱蒼とした
センター街に向かって･･･


気分も新たに･･･
颯爽と歩き始めた･･･。