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「ん･･･まぁ･･･


梨香を･･･
パーティーに呼ぶのは
構わないけどさ･･･


担当横取りは･･･
マジ勘弁してよ～？」


春斗は･･･
すんなり･･･
了承しながらも･･･


拓弥の狙いが･･･
一体何なのか･･････


一瞬･･･戸惑い･･･


何とも･･･
訝しげな表情で
此方を見つめてくるが･･･


敢えて･･･
詮索するのも
面倒臭く
なったのだろう･･･


「じゃ･･･拓弥･･･


そろそろ･･･俺行くわ･･･


パーティー当日！
楽しみにしてるよ！」


と･･･
拓弥に向かって
手を振ると･･･


爽やかな笑顔を
浮かべながら･･･


慌ただしい
喧騒の中へ･･･


アッと言う間に･･･
消えて行ってしまう･･･。


すると･･･


渋谷では･･･
かなり名が知れている
春斗が･･･


「キャー！春斗く～ん！」


と･･･
アイドル並の
黄色い声援を
何度も受け･･･


その都度･･･


優しく
にっこりと微笑み･･･


明るく･･･
声援に応える姿が
目に入って来るが･･･


そんな･･･
爆発的に
女に人気がある･･･


春斗を羨望の
眼差しで
見つめながらも･･･


「さて･･･と･･･


俺も･･･
稼がねーとな･･･！」


と･･･
気合いを入れ･･･


漸く仕事モードに
頭を切り替えた
拓弥は･･･


センター街の
むさ苦しい
人混みの中へと･･･


足早に･･･
向かって行った･･･。