私の恋路。
第2章 2回目の恋
あまりにもしつこかったから
ウチは正直に
「うん。 好きだよ。」
と答えた。
その時は
「ふーん」
と答えた莉子だが…
2週間たたないうちにこういって来た。
「葵には言いづらいんだけどね…
うちも偉力のことすきになっちゃった。」
なんてことを。
そんな事うちは聞いてない。
何が言いづらいよ。
自分で言って来たくせに。
ウチは「へぇ」とだけ答えて莉子から離れた。
莉子とは習い事が同じだった。
そのため帰り道で会うと途中まで
一緒に帰ったりしていた。
その日はたまたま莉子にあった。
その時、莉子が話し出したこと。
それにウチは…
莉子に対する怒りを抱いた。
莉子はなんていったと思います?
…こういったんです。
「今から言うことに葵はショックを受けるかも…
でも、言っておいほうがいいかなって思って…」
「…何?」