私の恋路。
第2章 2回目の恋
学年の中では平気だった。
でも1年が3年の先輩に勝てるわけもなく
部活では何もできない。
何度かサボった。
今思えばおかしな理由で。
それでもうちには綾がいた。
同じパートで状況は同じで
お互いに支え合っていた。
支え合っていたというか
頼り合っていたというか…
お互いに背もたれ代わりにしていた感じだった。
だんだん部活にも慣れ
先輩からのひどい扱いにも少しは慣れてきた。
そして先輩の仮引退。
受験のために1度引退して
受験が終わったら3月の定期演奏会のために
戻ってくる…
その時に決められるのが学年代表。
ウチは立候補した。
そして莉子も。