チーズケーキ
第11章 幸せと…
ガチャ…
お風呂から出てきたジュンジュンが少し遠慮気味に部屋にきて
頭を下げた
「あ、ジュンジュンごめんな、うちのオカンと姉ちゃん!なんか勝手にきてん…」
「え?そうなの?お母さんとお姉さんですか!はじめまして。榊純平です。桜とお付き合いさせて頂いてます。」
またぺこりと頭を下げたジュンジュンに対してオカンと姉ちゃんは
「やっぱりイケメン!!」
「ほんま男前やねーお母さんです。桜がお世話になってます!で、なんで純平くんは桜の家でお風呂入ってたんや?」
なんかピリピリとした空気になった
ジュンジュンは正座をして
「本来なら先にご挨拶するべきなんですが、今、桜と一緒に暮らしてます。」
「はぁ…」
オカンはため息をつく
「桜、なんで言わんの大切なこと。」
「いや、忙しくて(苦笑)」
「そーゆう問題やないやろ?純平くんは何歳や?」
「今年で30です。」
「アラサーか!!桜はまだハタチやで?一歩間違ったら犯罪なっとったんちゃうか?まだ桜は学生やねん!なんで一緒に住むようになったんや」
何で…
正美兄が来たから…
けど、姉ちゃんの顔みたら言われへん…
ジュンジュンも少し考えて黙り込む
「理由はないんか?離れて暮らしてる親としては認められへんなー間違って子供できたらどないすんの?」