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優しくしないで

第14章 未来を描く力

『…仁も、進みたくなったのかもね…』




仁さんが…?…




『…私…どうしたらいいのか…解らなくなるんです……』





俯く自分が…また…

虚しく…惨めに感じる…




『17か18のガキに…今の世の中は…押し付け過ぎてるのかもね…』



入間さんは…
私を見て、優しく笑う…



『…心も体もまだ準備中なのに…
勉強、恋愛、進路、青春…ってやることいっぱいで…大変だ…

一人一人、考えがズレてても、ペースがバラバラでもいいと思うよ。』




入間さんの言っている事は…

半分解って…

半分…解らなかった…




でも、焦るなって言いたかったのかな?



と、コーヒーショップを出て別れてから思った…




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