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優しくしないで

第3章 時は止まる


放課後は
サッサと帰ることにした…


さすがに…


進路を考えようと…思った




少しでも…


興味が沸く何かを見つけたかった









「あれ?昨日の高校生!
あれから大丈夫だったか?」



私は道端で声をかけられ

足を停めた



『えっと…昨日?
…あっ!!!助けてくれた!』



「良かった〜!覚えてくれてて」


昨日、立ちくらみを助けてくれた男性だった。



『昨日はどうも…』


「いやいや…
ちょっと気になってたし…」



昨日は目の前がチカチカして、顔を見れなかったが
今日はバッチリ見える


背は高く、髪はフワフワっとパーマをかけていて
ブラウンの髪色が似合っていた

服装もオシャレで…大学生?と思った



「あっ俺、近くの美容室で働いてて!
ここで、カットモデルのキャッチしてたんだよ」




あ…美容師さんか…


『ど〜りで、オシャレですね』



「そう?ま〜ね〜
美を売る商売だから!って…まだ、駆け出しだけどね」

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